フィリピン天然素材ガイド

フィリピンが育む天然素材の魅力 — かご細工と伝統工芸の舞台裏

フィリピンの豊かな自然から生まれる天然素材は、古くから生活の道具として、そして現代では洗練されたインテリアやファッションアイテムとして世界中で愛されています。 当社が取り扱う製品の背景にある、個性豊かな素材たちの特徴をご紹介します。

ENDAXIでは、素材選定から仕様作成・生産管理・検品まで一括でサポートします。
ブランドの世界観に合わせて「素材×編み×仕上げ」を設計し、小ロット〜量産まで対応します。

■ アバカ(ABACA / マニラ麻)

フィリピンの特産品であり、外観はバナナの木にそっくりな植物です。塩分に強く非常に丈夫なため、古くからロープの材料として重宝されてきました。 その信頼性の高さから、現在では**「紙幣」や「ティーバッグ」**、そして「コーヒーフィルター」の原料としても広く利用されています。

アバカの幹は玉ねぎのような層状の構造をしており、部位によって異なる4つの表情を持ちます。

  • バクバク(BACBAC): 幹の一番外側にある、硬い茶色の繊維。
  • ルピス(LUPIZ): 各層の外側から採取される、硬いベージュ色の繊維。
  • アバカ(ABACA): 各層の内側から採取される、強靭な繊維。
  • シナマイ(SINAMAY): 一番内側の繊維を平織りにしたもの。

■ ラタン/ウィッカー(RATTAN / WICKER/籐)

日本名で「籐」と呼ばれる、つる状のヤシ科の植物です。竹のように見えますが、中が空洞ではなく非常に頑丈なのが特徴です。 太いものは家具のフレームに、細く裂いたものはバスケットやカバン、収納棚など、幅広い商品に活用されています。

■ アラログ(ARUROG / 皮付きラタン)

数百種類あるラタン素材の中でも、特にしなやかで強度がある希少な素材です

  • 特徴: 素材自体が細く加工しやすいため、古くからインテリア製品として愛されてきました 。
  • 風合い: 着色などの処理をせず、自然そのままの皮や色むら、茶色い斑点を残しているのが魅力です 。
  • 魅力: ところどころ濃淡のある飴色の質感は、まるで永く愛用してきたアンティークのような落ち着いた雰囲気を醸し出します 。

■ ブリ(BURI / 椰子)

成長したブリ椰子から採れる天然素材です。加工方法によって、異なる質感の素材に生まれ変わります。

  • ブリ(BURI): 芯の部分を薄く削いだ素材。光沢があり水分に強く、インテリア装飾にも最適です。
  • ラフィア(RAFFIA): 新芽から作られるリボン状の素材。使えば使うほどしなやかになり、艶が出てくるのが魅力です。
  • ブンタル(BUNTAL): 葉脈から採れる細い棒状の素材。丈夫で曲がりやすく、高級バッグなどに使われます。

■ 多彩な伝統素材

  • パンダン(PANDAN): 爽やかな素材感が特徴。フィリピンでは昔から敷物や、米を炊く際の香り付けにも利用されてきました。
  • ニト(NITO): つる状のシダ植物。乾燥させると色が深まり、エキゾチックな色合いと堅牢さが生まれます。
  • ジュート(JUTE / 黄麻): 吸湿・放湿性に優れ、土に還る環境に優しい素材。
  • バンクワン(BANGKUAN): 湿地帯に生える植物。自然な風合いがたっぷりと感じられる、温かみのある素材です。

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